クサイとクセーとクスィ

スイス在住(ドイツ語圏)の方のブログ等を覗くと,
ときどき,
スイスドイツ語がねぇ」
という記述を見かける.


確かに,
話すにしても,聞くにしても,
標準ドイツ語と異なることが多く,
かなり大変なのである.

私はようやく少し慣れてきたが,
それでも「早口」の話し手になるとさっぱりである.


そんなスイスドイツ語
私が習得したものを少し紹介したい.
(ドイツ語を知らない人はごめんなさい)


会話をする時,
過去にあったことを話すときには,
過去分詞が使われる.

例えば,
「彼が○○って言ったんだよ」と言う場合,
『ザーゲン(言う,話す)』の過去分詞
『ゲザークト』を使うのだが・・・・


スイスドイツ語ではこれが
『クサイ』
になるのだ.
決して匂っているわけではないのだが,
はじめの頃,
スイス人同士の会話を聞いていると,
クサイクサイと言っているのがとても可笑しく感じられたのを覚えている.

同じように,
『ゼーエン(見る)』の過去分詞
『ゲゼーエン』も,
スイスドイツ語では
『クセー』
になる.

しかし,
あるスイス人の説によれば,
この『クセー』は標準ドイツ語だとの事なのだが・・・
ホントかいな?


いずれにしても,
クサイとかクセーとか,
日本語だったら何とも臭い会話である.



過去分詞系で,
劇的に変化する言葉がある.
それが,
『ハーベン(持つ,持っている)』の過去分詞
『ゲハプト』である.

これ,
スイスドイツ語だと
『カ』
になる・・・.

この会話も,聞いているとかなり可笑しく,
Aさん「○○○○・・・カ?」(質問)
Bさん「××・・・・××・・・カ」(答え)
それが幾度となく続くわけだ.

途中の言葉が聞き取れない人にとっては
『カ』ばかりが強調されて耳に入ってくる.

こうして,
スイスドイツ語に翻弄されながら,
日々の研修を送っているわけだが,
翻弄されてばかりでなく,
ちょっとはスイス人を驚かせてやろうと思い,
私はあるレストランで計画を実行した.

食事が終わり,
ウェイトレスが皿を下げに来たので,
満面の笑顔で
ファイン クスィ(おいしかったです)
と言ったのである.

この『クスィ』は,
『ザイン』の過去分詞
『ゲヴェーゼン』のスイスドイツ語

ウェイトレスは目を丸くして驚き,
私の計画は成功したかに見えたが・・・
すぐさまスイスドイツ語ベラベラ〜と話し掛けられて
撃沈

付け焼刃ではどうしようもないことを痛感させられた.


スイスドイツ語を少しでも話せる日本人は,
いったい何人くらいいるのだろう?
と考えたことがある.
きっとあんまりいないだろう.
そう考えると,自分の存在が尊いものであるように感じられるのだが,
一方では,
今後どれほど役に立つのだろうか??という疑問も無いではない・・・.

いずれにせよ,
スイスドイツ語との格闘はもう少し続く.

スキー研修(休暇)終了

・・・・・・・・.


ご無沙汰しております.

スキー研修から無事帰ってきました.




たくさんの感動と,
たくさんの新しい友人たち,
そして数え切れないほどの思い出ができた,
充実した一週間でした.



取り急ぎ(?)報告まで.




記事は前を見てください.
(日付にあわせて少しずつ更新してみます)




スキー研修 二日目

1月16日(月)

天気は今日も快晴

午前中は,
昨日に引き続きインストラクターのご指導.

午後から,
Chur界隈で一番高い,
Rothornという山へ観光に行くことに.

まぁ観光ですから.
スキーは持って行きません(行けません・・・).

ski03
このゴンドラに乗って頂上へ.

そして頂上で見たものは・・・!?

















*画像をクリックして拡大してお楽しみください!!

ski04
頂上からの眺め1

ski05
頂上からの眺め2

青と白のコントラスト!
目に染みる太陽光線!
真っ白なキャンバスに描かれた,幾スジものシュプール.







昨日は見上げる絶景だったけど,
今日は見渡す絶景.

みんなのボルテージも最高潮.

そしてビールも美味かった〜




こんな景色を見渡しながら滑りたい!
と,気持ちを新たにした研修二日目でした.




ski06
帰り際にゴンドラ乗り場から見た頂上
「下から見ると滑れそうなんだけどな〜」
なんて戯言を吐いてしまうのは,
ちょっとお酒が入っていたからでしょうか?

スキー研修(休暇) 初日


1月15日(日)


今日から本格的にスキー.



今回訪れた場所は,
スイスの東側,
『Chur(クール)』
というところにある,
「Churwalden」




朝10時
いよいよスキー開始.


天気:快晴(空には雲ひとつなく,
        心配していた寒さもそれ程きつくなかった.
        むしろ,日が当たるとちょっと暑いくらい)

雪質:よくわからないが,
   滑りやすかったので最高

我々「アンファンガー(初心者)」には,
午前中インストラクターがついてくれた

で,
コースは当然,

『初級』


マメ知識
スイスのスキー場の地図を見ると,
各ゲレンデは色分けされており,
初級は
中級は
上級は
となっている.



私たちが,
青コースを「ハの字」でゆっくり滑るそばを,
5〜6歳と思しき子供たちが,
びゅんびゅん鮮やかに滑るのを横目で見ながら・・・.

それでも,
インストラクターの教え方がいいのか,
みんなみるみる上達していく.


午後は,
今回参加した人の中で,
「プロフィー(上級者)」
の人が一緒に滑ってくれた.


初日の今日は,
滑れるようになるのに一生懸命で,
周りの景色をじっくり見ながら,
楽しんで滑るまでは出来なかったけど,

ふと止まって顔をあげると,
目の前に広がるは絶景かな.

ski01
初級コースの一番高いところからの眺め・・・
(画像をクリックして拡大して見てください)


まだまだ低い位置からの眺めだったけど,
それでも,
感動で体が震えた(決して寒さではない)


そして,
最終日までに上手くなって,
もっと高いところを滑ろう!
(『ガキんちょには負けねーゾ!』)
と心に誓ったのでした.







お年玉?

だいぶ遅くなりましたが・・・,

新年,
あけましておめでとうございます


前回の記事で,
年越しは電車の中という話をしましたが,
今回はその時の話を少し.


ベルンの手前まで来て
時計を見ると,
もう少しで午前0時.

『あぁ,2005年も終わりだなぁ

なんて思っていると,

おもむろに車内放送のスイッチが入る音.


車内放送「ノイン(9)」
      「アハト(8)」
      「ズィーベン(7)」

 

『おー,SBB(スイス国鉄のドイツ語略称)も粋なことするなぁ

車内放送「フィア(4)」
      「ドライ(3)」
      「ツバイ(2)」
      「アイン(1)・・・・・・」

    

『あぁ,ついに車内年越し.
 でもこの車両,自分しか乗ってないから喜びを分かち合う人がいない・・・.
 まぁいいや,2006年おめでとう(寂しい),自分おめでとう(←なぜ?)
 それにしても,カウントダウンしたのはいいけど,
 どうせなら「あけましておめでとう」ぐらい言ったらいいのに
 中途半端なことするなぁ,SBBも』

そんなことを考えていると,

再び車内放送のスイッチの入る音が!

『お!?新年の挨拶か?』

車内放送「もうすぐ新しい年になります」
      「ツェン(10)」
      「ノイン(9)」


『えーっ!?さっきのカウントダウンは?何?予行演習?
 いやいやいやいや,そりゃないだろ〜.
 2006年おめでと〜なんて一人で拍手して祝っちゃったのにー
 (何しろ一車両貸切状態だったもんで)
 ・・・恥しい・・・』


一分早くカウントダウンしてしまったことは明白なのに,
謝る気ゼロのSBB.
その姿勢には清々しささえ感じられる.
だがもう完全に興ざめの私.
そんな私の耳を,
左から右へとカウントダウンが通り過ぎて行く.



車内放送「ドライ(3),ツバイ(2),アイン(1)・・・.
      みなさま,新年明けましておめでとうございます.
      これからもSBBでよい旅をお続け下さい.





新年早々(正確には昨年末?),
SBBから「ブログのネタ」というお年玉をいただきました.


 


SBB1
時間に正確なことが売り(?)のSBB







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