誕生日おめでとう演奏

私の所属する市民バンドでは,
誕生日を迎えた団員がいると,
その人のお気に入りの一曲を皆で演奏して祝福するという,
なんともほのぼのとした慣習がある.

私も先日,誕生日を迎えたわけだが,

誰も私の誕生日を知らないだろうし,
自分から
「いやー,先日誕生日だったんすよ〜」
というわけもなく,
すっかり誕生日のことは忘れていた(すでに20日近く経つし).

しかし,今日の練習の休憩中,
誰かが(そのとき私は別の人と話していて効いていなかった)
「今月はToshiの誕生日じゃないか?」
と言い出した.

で,
「お,ほんとか.じゃあ何か演奏しよう」
という流れになり,

自分の選んだ曲を演奏してもらいました!

演奏中も,演奏が終わって
皆が振り返って(トランペットは一番後ろのほうに座っているので)
「おめでとう」と言ってくれたときも,
すごく照れくさかったですが,

つたないドイツ語で,
精一杯「ありがとう」の気持ちを伝えました.

こころが癒された夜でした.

考えてみると,
飲み会の席で一度だけ話したことがあるような・・・.
覚えていてくれた「誰か」
本当に感謝です.

祭の季節

食欲の秋
読書の秋
運動の秋

秋は何をするにもいい季節.

そして,
収穫の秋
仕事が忙しい(キツイ)のも当然です.

まぁ,それはおいといて,
最近,至る所で祭が開催されている.

「祭には行くべきだ!」
という農場主のよくわからない主張に素直に従い,
土曜,日曜と2つの祭に行ってきた.

土曜日はドイツのコンスタンツに,
日曜日はスイスのノイブルク(仏語ではヌシャテル)で開催されていた
「トラウベンフェスタ(ぶどう祭)」に行って来た.

で,ノイブルクの祭.
この地方はおいしいワインの産地でもあり,
ぶどうの収穫祭といったところだと思うのだが,
祭の会場についたのが夕方の4時頃.

マーチングバンドの音が聞こえてきたので,
「お,パレードやってんじゃね?」
といってメインストリートに向かっていくと,

・・・なんか様子がおかしい.
メインストリートに人がいない.
演奏していたのは,
パレードの最後尾の団体だった・・・

だいたい来るのが遅すぎた.

それでも,
まだ人もたくさんいてにぎわっていたし,
移動遊園地が来ていたり,
出店もたくさんあったりで,
少ない時間ではあったけど,十分楽しめた.

でも,一つ残念なことが.
それは,
肝心のぶどうも,ワインもほとんど見かけなかったこと.
唯一「ぶどう祭」を感じさせたのは,
宣伝カーの看板にぶどうの絵が描いてあったこと.

なにしろパレード見てないですから...

だいたい来るのが遅すぎた.

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乗馬

土曜日は仕事が休み,
って人がスイスでは多い.

そんなスイス人の,
優雅な土曜日の朝のすごし方(一例)

馬に乗って散歩

私たちが,
「何時までにいくつ収穫して出荷しなくちゃ!」
と,急いで作業しているわきを,

「ハロー」
といって通り過ぎていく.
(この際,どんなに忙しく仕事をしていても,
 乗っている人が美人であれば,
 私を含め男の労働者は一様に笑顔である)

たまに,
馬車で散歩(もはや散歩とは言わないか?)している老夫婦も見かける.

私がヨーロッパを感じる瞬間の一つである.
それにしても,
馬車って.
優雅すぎです.

ホルスタイン

今日,久しぶりに牛舎仕事をした.

牛舎に行ってビックリ!

見たこと無いウシがいるじゃねーか!
それはホルスタイン.
どうやら,一昨日買ってきたばかりのニューカマーらしい.

日本ではホルスタインはよく見かけるが,
スイスではあまり見かけない.

で,このホルスタイン,
来て日が浅いせいか,
はたまた生まれ持った性格か,
非常に気が荒い

私が後ろに回っての処理をしようとしたら,
いきなり後ろ足で蹴ってきた.
間一髪飛び退いてよけたが,
よけた先にはウシのが・・・
おもい切り跳ね上げてしまった.
(こんなのコントでしか起きないと思ってた)

まみれ(汚ねぇなぁ)になって憤慨している私に,
一部始終を見ておらず,
なぜ私がまみれになっているのかわからない同僚が一言.
「あ,そうだ.こいつ蹴ってくるから気をつけろよー」

おせーよ!

キムチ鍋食べたい

今日の昼食に辛味の効いた料理が出てきた.
私は久しぶりに感じる
ピリッとした感覚に食が進んだ.

が,ホストファミリーの全員が(作った奥さんまでも),
「これ辛過ぎー」
と食が進まない様子.
子供などはあまりの辛さに,
料理を残そうとして父親にしかられる始末.

でもこれ,
辛さで言ったら
「中辛(それも甘口より)カレー」

その程度の辛味に顔をしかめる農場主が,
ちょっとかわいく見えた.

考えてみたら,
スイスに来てほとんど辛い料理に出会わない.
スイスでは「子牛肉の焼きソーセージ」が有名だが,
それについてくるからしも全然辛くない.
言うなれば「からし風味」

スイス人(ヨーロッパ人?)は辛いのが苦手なのかな?

でも,
じゃあなんで今日の料理はこんなに辛かったんだろう?

私は聞いてみた
「私には丁度いいけど,なんでこんなに辛くしたの?」

奥さん
「香辛料を入れる量を間違ったわ」


「あ,そう」

かくして,
膨大に残ったその料理を,
私は全て食べさせられる羽目になったのであった.

オバタリアン(←古っ!)

これはブログを始める前の話だが,
強烈に記憶に残っているので,
いまさらながら書くことにする.

それは,7月初旬,
私の1週間の休暇中に体験した話.

場所は,
詩人バイロンの「シヨンの囚人」で有名なシヨン城

話の背景(状況)
シヨン城は観光地としても有名で,
日本人のスタッフがいて,
頼めば日本語で城内を案内してくれるというサービスもあり,
日本人観光客も多かった.
どちらかといえば,日本人に気安い城である.

シヨン城はレマン湖のほとり,
モントルーというところにあり,
この地方はワインも生産している.
で,シヨン城内の売店では,
地元産のワインを販売していた.

本題
私は売店で,
日本人の「ご婦人」が2人いることに気付いた.
日本人であることは,
2人が日本語で買い物していることで容易にわかった.

・・・ん?

日本語で買い物??

そう,この「おばちゃんたち」は,
日本語でワインを買おうとしていたのだ.
店員は現地(少なくとも日本人ではない)の人で,
店内には私,店員,おばちゃん2人しかいなかった.

その一部始終.

おばちゃん「それそれ,それワインでしょ?それ2本もらうわ」(日本語)
店員「(困惑した顔で)何をお求めですか?」(英語)
おばちゃん「(ワインの箱を指差しながら)それ,そのワイン,2本ね」(日本語)
店員「(相変わらず困惑の顔で)ワイン2箱ですか?」(英語)
おばちゃん「(指で2を示し)2本ね,2本」(日本語)
店員「(『2本入りの箱』を『2箱』,袋に詰め)○○フランになります」(英語)
おばちゃん「(値段など理解した様子も無く)カードね,カードで払うから(と,カードを店員に突き出す)」(日本語)
店員の支払方法などの問いには首を縦に振るのみ.

そして,「よかったわねー,買えて」
などと満足そうに話しながら,
4本のワインを大事そうに抱えて帰っていった.

結局,日本語だけで買い物を完遂したのだ.

苦笑しながら見ていた私に店員が気付き,
ちょっと肩をすくめて苦笑した.
明日はわが身,
というかすでに言葉が通じなくて店員を困らせたことなど何度もある.
でも,ここまでってのはどうなんだろう?
(自分でも店員とのトラブル経験が多い分,
 ある意味強さを感じたりもするけど)

ちょっとでもおばちゃんたちが困った様子だったら,
私はお節介にもワインを2本買うお手伝いをしたであろう.
しかし,
私はあえて,おばちゃんが買ったのが4本であることを指摘しなかった.
私は悪い子ですか?

シヨン城

シヨン城
城内は博物館になっていて,中世の武器なども展示されている.

古いトラクター

土曜日に近くで「秋祭り」があった.
またまた市民バンドの一員としてコンサートに参加したのだが,
今回は別の話題.

この祭では,
十数台の古いトラクターが展示されていた.

理由は良くわからないけど,
場所が『Altersheim(老人ホーム)』だったことを考えると,
単純に年代物(者)つながりかなぁ?
と,最初見たときに思った.

しかし,ここで驚くべきことは,
展示されていたトラクターの全てが,
いまだにエンジンがかかり,
普通に走れるということだ.

一番古いものは,
1920年製造.
この老人ホームに住む人が生まれた頃に製造されたのが,
まだ動くのがすごい.

トラクター
展示されていたトラクター(1926年製造)
このトラクターもちゃんと動いていた.


この古いトラクターが動く背景には,
大事に扱われてきたことは言うまでも無く,
(当然古い分,壊れやすくもあるので)
修理するための部分品が現存するということがある.
日本では残念ながらこうはいかない.
古い機種の部品はメーカーでも製造中止になっていることが多い.

1920年というのは古すぎるにしても,
年代物(2,30年使われてきたような)のトラクターが,
現役でバリバリ仕事をしているのを見れば,
「古いものでも,直して使えるうちは使う」
というヨーロッパの気質(?)のようなものが見えてくる.

この精神は,
ぜひ私が見習うべきものだ(私は新し物好きなので・・・).


老人ホームの祭に古いトラクター
という図式は,
決して「古い=マイナスなイメージ」ではなく(そんな自虐ネタにするわけない),
お年寄りたちの
「現役こそ退いたが,まだまだやれるぞ!」
という気持ちの象徴としての古いトラクター.
私にはそう感じられた.





いいわけ?フォロー?
日本であまり古いトラクターが活躍しているのを見かけないのは,
日本の農家がトラクターを大事に扱っていない(その場合もあるが)わけではなく,
水田という,
機械の嫌う水分の多いところで使われるという作業特性が,
その大きな理由の一つにあげられます.

復活!インターネット

今日,ほぼ3週間ぶりにインターネットが復活した.

しばらく更新が途絶えていたのは,
インターネットが止まっていたから.

無料でネット環境を借りている手前,
「まだ直さないのか?」
と聞くことはしなかったが,
それにしても長かった.

この間,
いろいろとネタにしたい話題があった訳だが,
更新できず.

で,とりあえず記事だけワードで書いておいたので,
今日全部をいっきにアップ.

これまで何回か見に来てくれていた人.
前の記事もぜひ読んでやってください.

そしてまた観に来てやってください.

ネットが止まらない限り,
なるべくちょくちょく更新するよう努めます.
コメントをいただけるとなお嬉しいです.

兎に角,
これからもよろしくお願いします.

【記事にはしなかった重大事件】

めがね壊れる!
去る9月2日深夜,
長年愛用してきた眼鏡が壊れた.
寝ようと思い眼鏡を外した瞬間,
アームが根元からポキリと折れた.
原因は金属疲労と思われるが,
正確な原因は現在調査中である(嘘).
幸いにも予備の眼鏡を1つ持っていたことで,
翌日以降の仕事および生活に支障は無かった.

「転ばぬ先の杖」ということわざを,
身をもって体験した出来事であった.

・・・いや,まじで予備もってなかったら洒落にならなかったし.

誕生会

9月9日.
重陽の節句は私の誕生日である.

そんな私の為に,日本から一緒にきた研修仲間が,
誕生会を開いてくれた(9月10,18日生まれの二人と一緒に).

レトルトでない味噌汁.
「アキタコマチ」のカレーライス.
誕生日カード.
手作りケーキ.

自分には勿体ないほどの祝福をうけ,
幸せな週末を過ごすことができた.

とても思い出深い誕生日になったことを,
研修仲間に感謝すると共に,
日本からわざわざメールを送ってくれた人たちにも感謝.
特に日本時間で9日の午前0時を過ぎて30分と経たないうちにもらったメールは,
郷愁を誘い,感慨深かった.
「あぁ,遠い日本で自分の誕生日を祝ってくれているんだ」と.

今後の人生において,
一つの転機となるであろう海外研修生活のなかで迎えた誕生日.
悔いの残らない研修ができるよう,
また気持ちを新たに頑張りたい.

タマネギ収穫

最近タマネギの収穫をした.

機械で.

普通じゃんと思ったかた.
我が農家では普通ではないのです.

では我が農家での普通とは?
確かにタマネギを土から掘り起こすのは機械です.

でもそれを拾い集めるのは・・・
「人の手」
なのです.

ミレーの「落穂拾い」さながら,
ひたすらタマネギを拾い集めるのです.
その疲労度といったら,
夜,ビールを飲んで酔っ払っているのに,
全然眠りにつけないほどなのです.

それがなぜか,
機械(他の農家から借りてきた)で収穫.
普通なら2週間はかかるであろう面積を
1日足らずで終えました.
さすが機械の力です.

私たちのすることといえば,
収穫時に一緒に取れてしまう土の塊や雑草といった
タマネギ以外のものを除去すること.
めまぐるしく動くベルトコンベアを
一日中凝視して絶えず手を動かすことは大変ですが,
手で拾い集めることを考えれば天国のよう.

しかし,仕事後一つの疑問が.
タマネギは我が農家の主要作物の一つです.
収穫総量は50t以上です.
なぜ今まで機械を使わなかったのか(例え賃貸料がかかるとしても)?


別の農家のおじさんが笑いながら答えてくれました.
「そんなに早く全部収穫しちゃったら,
 キミたち労働者に与える仕事がなくなっちゃうだろ?わっはっは」



ホントかどうかは到底聞けませんがね.

消防祭

昨日は結婚式の演奏会の他に,
もう一つイベントがあった.

「消防祭」である.

市が新しい消防車を買ったので,
それを記念する祭である.

その消防車はこれ.
消防車


こちらの消防署は(少なくとも私の住む街では),
職業消防官がいない.
みなそれぞれに職業を持っている(私の家の農場主もその1人だ).
火事が起きると,
携帯やPBで呼び出され,出動する.
消防官は自営業(特に農家)の人が多いようだ.

日本でも田舎(?)には消防団なるものが存在する.
が,レベルは比べ物にならないだろう.
彼らは放水による消火作業のみならず,
面体(酸素マスク)をつけて火災家屋にレスキューに行く訓練も受けている.

日本のように(少なくとも私にはそう映るが),
飲み会の口実を作るために訓練をするのではなく,
定期的にきちんとした訓練を行っているようだ.

で,祭.
せっかく新しいのを買ったんだから,
その性能を見てもらおうということで,
消防訓練の実演も見せてくれた.

その様子がこれ.
消防訓練1

消防訓練2


さすがに,職業消防官のようなキビキビさはなかったが,
それでも各人素人とは思えない的確な動きを見せていた.

訓練を見ながら,
ふと消防官の友人M嶋君のことを想った.
今月には消防学校を卒業し,現場に行くことだろう.
危険と隣り合わせの職業であるだけに,
安全には十分注意して頑張って欲しい.

結婚式

お世話になっている市民バンドの
団員同士が結婚した.

その結婚式が今日.

それを祝福するために,
団員一同集まってコンサートをすることに.

どんなコンサートかというと・・・.

団員は(湖の)船着場で待ち構える.
そこに新郎新婦を乗せた船が到着!
船から新郎新婦が降りてくると同時に演奏開始.

当然そこは公共の場所.
関係ない人もたくさんいる.
30分程度のコンサートの間に,
わらわらと集まる関係の無い人々.

そんな人たちからも暖かい祝福の拍手が.

以前の記事でも書いたが,
私は演奏する側も聞く側も,
肩肘張らずにいられるこの雰囲気が好きだ.

演出はべたべただし,
日本だったら苦笑されちゃうかもしれないけど,
演奏しながら素直に「ほのぼのしてていいなぁ」と思えた,
そんな土曜日の午後でした.

末永くお幸せに...

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